フリーランスは業務委託契約に注意!
フリーランスで活動しているエンジニアは、取引先と契約して仕事を受けることが一般的です。この場合、業務委託契約を結ぶことになります。まれに契約を結ばないエンジニアもいますが、何かあった時のことを考えるとおすすめできません。
フリーランスで活動するのであれば、業務委託契約の締結は必須です。取引先が個人ではなく企業なのであれば、業務委託契約は確実に結ぶことになるでしょう。
しかし、業務委託契約を結ぶ際、注意しておくべき点がいくつかあります。基本的な内容はエンジニア側ではなく、取引先の企業が作成するため、内容を確認することが基本です。契約する期間にもよりますが、短期でも長期でも、報酬と著作権、解除については確認しておきましょう。報酬の金額が曖昧になっていると、相違が出てくる可能性があります。
もし口頭で説明を受けていても、書類として残っていなければ請求が難しくなる可能性も十分に考えられます。また、取引先がただ間違えていた場合でも、契約書に明記されているほうが説明しやすくなるでしょう。
著作権に関しては、取引先に譲渡することが一般的です。これは、自分の制作物の所有を譲渡するということになるため、いくら自分が作ったものでも、勝手に使用できません。例えば、自分のポートフォリオに載せた場合でも、著作権侵害ということになります。ただし、許可をもらえれば掲載は可能です。
契約解除について、契約する際には気にならない部分かもしれません。しかし、作業を進めていれば解除が必要になる場面や、取引先から解除されることもあります。この際、業務委託契約書の解除部分が重要になるため、必要であれば修正を依頼しましょう。